フェドーラ/03/MemoryPalace の変更点


 TITLE:記憶宮殿考察
 [[How many miles to Babylon?>http://www2u.biglobe.ne.jp/~torisan/mglist-h2.html]]~
 '''「全ての記憶を記録しようとするから失敗したのよ。&br;必要なところだけを記録していけばなんとかなるはず…」'''
 -月夜の晩に特定のホテルの一室で香を焚く事で記憶宮殿への扉が開く
 -記憶宮殿は無限の広さを持つ迷宮的構造を持つ。宮殿内は常に変化したり状態回復が繰り返されるため、マーキング、右手(左手)法といった物理的視覚的に頼ったマッピング法では対応できない
 -宮殿には無数のドアと、ドアを護るガーディアンが配置されている。ガーディアンはドアに触れない限り無害だが接触すると襲ってくる。ガーディアンを倒した者だけが、中にある記憶を見る権利を得られる
 -浅い層ほど記憶が新しくガーディアンも弱く、奥にある古い記憶ほどガーディアンも強い。ドアを閉めるとガーディアンは復活する
 -中では携帯は通じない(無線、トランシーバーは未確認)
 -道に迷った場合はよほどの幸運に恵まれない限り、あるいは無限の時間を費やさない限り、自力脱出は不可能。また経験者の誰もが宮殿内のほとんどを把握していない
 *考察 [#te13204e]
  記憶宮殿内の構造は気付かない内に刻々と変化したり状態回復が行われる。しかし経験者の「道を知っている」「知っている場所」という発言の通り、道と判断され得る観測可能で不変の現象が存在する~
  観測可能で不変の現象とは、おそらく記憶と記憶の因果関係あるいは相対位置の事ではないかと思われる。記憶と記憶の因果関係を記録していけばマップのようなものが完成するのではないだろうか?(→記憶術:ペグ法)~
 ~
  因果関係の調査手段としては、ドアを開けて記憶内容そのもので比較評価するのが確実だが、ガーディアンの種類形状よりある程度記憶された年代や重要度の推測が可能な点から、通過点のランドマーク的にチェックしていく事は可能ではないかと思われる
 ~
  また、現実世界から宮殿への入口だけを記憶に繋がらない特別なドアとするには記憶宮殿を構築するルール的には異質に感じられる~
  経験者の誰もが自分自身の記憶と遭遇したという記述が無いため推測でしかないのだが、「知っている場所」=自身が記憶宮殿に侵入したという記憶のドアがスタート地点となるのではないだろうか
 *ペグ法の弱点 [#ad043932]
  ペグの連想マップは個人が覚えやすいように構築するもので、他人が参照しても連想がつながらない(思いつかない)可能性がある。また一度連想マップから外れると迷子になる危険が大きい。例えば……~
 ''「野球→骨折→がいこつ→お化け→消える→デビットカッパーフィールド→営業疲れ→タネばらし→誕生日」''~
 と覚えるとする。この連想マップは、知ってなければ野球から誕生日には行き着けない(この連想を記録したのが、ロジックが取り寄せた連想マップなのではないだろうか?)~
  また「消える」といえば「デビットカッパーフィールド」と思いつく人でないとこのマップは記憶できない。だから道に迷う可能性が大きくなると思われるのだが……
 *没項目 [#p254f9e8]
 -ホリィはソロモンの香油壷がどういうものかを知っていて、「とんでもないもの」と発言している。香油にではなく「壷」
 -香りには記憶を呼び覚ます効果があると言うが、香油の香りによって記憶を呼び覚ましたのは「誰」? 少なくとも記憶宮殿未ダイブの者には記憶宮殿内の記憶は存在しない
 -重要なのは部屋ではなく扉のほうかも知れない。つまり「扉」に記憶宮殿へ至る記憶が封じられているのでは? 宮殿内部の扉でも、ダメージを与えたらあるいは記憶を消せるかも
 -ペグ法が有効と判断した材料(かも知れないもの):~
  もし宮殿がこんなにも部屋の構造が変化するのだとしたら、ペグとなるキーワードを順に追っかけていくしかその部屋に辿り着く手段が無いのでは?
 --[[NIKKEI DESIGN 空間と記憶の間に浮遊するもの(キャッシュ)>http://66.102.7.104/search?q=cache:CRyaYdwEhZIJ:nd.nikkeibp.co.jp/nd/_oldsite/wdom/apartment.html+%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%81%AE%E5%AE%AE%E6%AE%BF+NIKKEI&hl=ja&lr=lang_ja]]
 --[[The Apartment>http://www.turbulence.org/Works/apartment/]]
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